Our Clothesline with Mónica Mayer
メキシコのフェミニスト・アーティスト、モニカ・メイヤーの作品《The Clothesline》を元に、同プロジェクトを日本各地で展開するグループです。
HOW TO
日本を含めた全世界で展開されるTheClothesline。
回答が書かれた小さな紙を洗濯紐に見立てた麻紐に吊るすだけでどこでも誰でも実践できます。(事前にMonica Mayer、もしくはOurClotheslineまで連絡ください)
FlowerDemo Nagoyaでは可動性の高い三脚を使って展示しました。
〈用意するもの〉
質問用紙(下記2を参照)
クリップボード(記入時に使用)
筆記用具
注意事項記載紙(下記3を参照)
麻紐など用紙を吊るす紐
洗濯バサミ
3脚など自立する柱
その他 必要と思われるもの
1.展示方法
2019年12月のFlowerDemoNagoyaでは、カメラの3脚を支柱にしました。両はしに麻紐をつなぎ、洗濯バサミで回答用紙を留める、軽いのでこれで自立します。
その他、ボードに紐を渡して用紙を留めたり、既存の柱を利用して展示したりできます。
また、海外のTheClotheslineでは様々な形で取り組まれています。(以下Pinto mi Rayaより転載)
デモと一緒に移動できるTheClotheslineは人の腕やエプロンに紐を渡しています。
学校の階段の手すりを利用したTheClothesline。
公園や広場では木を利用しています。
自立はしないけれど人が支えて、棒状の柱を使用しています。
3.回答者への注意事項
TheClothesline開催に関する注意事項です。
プリントアウトして回答用紙と一緒に参加者に渡しています。
(利用する場合は開催状況やテーマに応じて内容を変えてください。下記の<注意事項>の画像をクリックすると印刷用pdfが開きます。印刷用pdfはA4サイズ用紙に2枚印刷できるようになっています。)
4.主催する際の注意事項
・質問の内容は端的に、回答する方の気持ちを書いていただけるような内容を精査してください。
(YES/NOだけでなく、記載者の気持ちを汲み取る回答を得れる質問など)
・TheClotheslineは分断ではなく対話や架け橋になるようなものである、と私たちは考えています。様々な人たちの対話の場になるような展示をお願い致します。
・回答者のプライバシーや自主性を尊重し、決して無理強いはしないでください。
・センシティブな内容を含むテーマの時には回答者がすぐにアクセスできるような救援センターなどの情報を準備してください。
(ex.性暴力救援センター、セクシャルハラスメント窓口、カウンセリング、電話相談等の情報提供など)
・状況に応じて事前警告や注意喚起(trigger warning)を行ってください。性暴力やセクシャルハラスメントの問題を取り扱う場合など、参加者のトラウマやPTSDを引き起こしてしまう可能性を常に留意してください。
・主催者側のスタッフのみなさんのメンタルにもご留意ください。重い内容になることが多いですが、参加者が洗濯物(紙)を干して気持ちがスッキリするように、主催の皆様も明るい姿勢で取り組んでいただけることが重要であると考えています。